
 |
1Q
|
2Q
|
3Q
|
4Q
|
合計
|
| 松下電工インパルス |
0
|
0
|
7
|
7
|
14
|
| アサヒビールシルバースター |
0
|
7
|
7
|
7
|
21
|
|
勝てば「ジャパンXボウル」の決勝進出が決まる大一番。相手チームのアサヒビールシルバースターとは、今年の春に招待試合の「ヨコハマボウル」で対戦して、10対10の同点で終わっている。まさに実力は互角。その予想通り、降り続く雨の中での決戦は、最後の最後まで目が離せない試合展開となったのである。
インパルスのキックオフで始まった第1Q。シルバースターは、ファーストダウンを2度重ねて前進してきた。しかしこの後は、インパルスの#47杉本、#43脇坂がナイスタックルで食い止め、パントに追い込む。これで、自陣15YD(ヤード)からの攻撃を開始したインパルスは、相手ゴールへと迫る。まずQB高橋(幸)から#13山中へのパス成功、#31樫野のランプレーなどで着実に前へ。さらに、QBを高橋(公)にスイッチすると、#13山中へのミドルパスがヒット。高橋(公)は#15丸山へのパスも通して敵陣36YD地点へと進んだのだ。ここからはシルバースターの厚い守備陣に阻まれ、約45YDのフィールドゴール狙いを選択。このキックは、押し寄せるシルバースター守備陣の手にあたり、ゴールならず。先制点のチャンスを逃して、第1Qが終了した。
第2Q。先制点を取ったのはシルバースターだった。第1Qから続く攻撃シリーズでゴールまで約30YDの地点にボールを進めると、ここからQB金岡が右オープンを走る#22梶山へロングパスを投げる。これを梶山が地面につくぎりぎりでキャッチ! なんとゴールまではわずか1YDの地点である。勢いづいたシルバースターは、次のオフェンスで#30吉岡がゴールに飛び込んでタッチダウン。TFP(トライ・フォー・ポイント)のキックが成功し、7対0とした。
降り続く雨がさらに強さを増してくる中、インパルスが逆襲を狙う。自陣19YDからの攻撃で、#20石野が中央をうまく突破してファーストダウン。自陣30YD地点とした。ところが、続く攻撃でパスを投じようとしたQB高橋(幸)がボールをファンブル。これをシルバースターの選手が押さえターンオーバーになってしまう。痛いミスでゴールまで25YDというピンチを招いたが、ここはインパルスの守備陣が踏ん張り前進させず。シルバースターはフィールドゴールを狙うがこれに失敗。7対0のまま、前半を終えた。
後半になっても、雨は止む気配がなく、芝のグラウンドに水が浮いてくるようなコンディションだ。この雨が両チームのプレーに影響を及ぼす。まずはシルバースターにミスが出た。自陣35YDからのオフェンスで、スナップされたボールをファンブル! インパルスの#51角田が押さえ、ターンオーバーである。このチャンスをインパルスがものにする。ゴールまで32YD地点に進むと、#20石野が中央から右オープンへとナイスラン! スピードに乗ってタックルをかわし、相手デフェンス2人をふりきってゴールラインを横切る! 待望のタッチダウンである。#9太田のキックも決まり7対7の同点とした。
試合の流れを引き戻したインパルスだったが、次の攻撃シリーズでミスが出る。QB高橋(公)からのパスを#22下川がナイスキャッチし、さらに前へ進んだのだが、相手選手にボールをかき出されてしまう。これを相手選手がカバー。シルバースターは好位置からの攻撃で、#28斉藤のラン、#88橋詰へのパス成功でゴールまで11YD。最後は4thダウンギャンブルを試みて#30吉岡がゴールに走り込みタッチダウン。14対7とインパルスを再び突き放した。
第4Q。シルバースターがランプレーを中心にゴールへと迫る。敵陣46YD地点から#2花房がインパルスの守備陣を切り裂き、右オープンを快走! 一気にゴールまで17YD地点へ。ここからは#43伊是名が続けざまに走り、ゴールまでわずか5YDとすると、最後も伊是名がボールを持ってデフェンスをひきずりながらタッチダウン。試合を決めたと言えそうな7点を追加するのである。
残り時間は4分足らず。しかし、インパルスは最後まであきらめなかった。自陣7YD地点という不利なポジションからの攻撃で、信じられないようなプレーを連続させたのだ。4thダウンギャンブルで、QB高橋(公)がロングパスを投げる。このボールをシルバースターの選手が手にあて、万事休すかと思われた。だがボールが地面に落ちる前にインパルスの#81塚崎がキャッチ! 塚崎はそのまま走り、敵陣44YD地点へ! さらに次の攻撃でもビッグプレーが出る。QB高橋(公)は右オープンを走る#22下川へ40YD以上のロングパス! 下川はボールをつかめず、いったんはじく。だが、これも地面に落ちる前に必死でキャッチ! パス成功である。ゴールまではたった1YD。激しい雨の中、応援するスタンドが一気に盛り上がる。そして、この位置から選択したプレーはタッチダウンパス! #85山本が見事にキャッチし、7点を返したのである。
インパルスは、勝利への望みをかけてオンサイドキックを試みるが、これはシルバースターの選手がつかんでしまう。最後に、残り時間44秒で攻撃権がまわってきたが、ここからのパス攻撃を実らせることができず、21対14でインパルスは敗れた。
実力伯仲の好ゲームだったが、勝利の女神はインパルスに微笑んではくれなかった。2年連続でセミファイナルでの敗退という悔しい結果になってしまったインパルス。来年こそは「ジャパンXボウル」決勝進出、そして「日本一」の夢をかなえてもらいたい。
今シーズンも熱い声援をおくってくださったファンの皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
|