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昨年と同じカードになった、グリーンボウルトーナメントの決勝戦。昨年は大勝したインパルスだが、それより、東京スーパーボウルの借りを返したいところだ。チャレンジャーズも、春のタイトルを奪取すべく、気合いが入っている。実力チーム同士の対決は、息詰まるような接戦になった。
第1Q。序盤は、一進一退だった。両チームともファーストダウンをとるものの、それ以上の前進は相手デフェンスに阻まれてしまう。センターラインをはさんだ攻防がしばらく続く。
しかし、第1Qも残り3分ほどになってから、インパルスが攻勢に出はじめた。自陣40YD(ヤード)からの攻撃シリーズで、まず#1小林が右オープンを巧みに走ってファーストダウン。さらにQB高橋(公)から#44荒木へのパスが成功。再び#1小林のナイスランと、QB高橋(公)自らのランでゴールまで7YD地点へ進んだのである。ここで第1Qが終了し、エンドをかえて、この攻撃を続けることとなった。
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ゴールまで7YDからはじまった第2Q。インパルスは、#85山本へのパスや、#20石野のランでエンドゾーンを目指したが、どちらもチャレンジャーズの必死のタックルで失敗となる。しかたなくフィールドゴール狙いになったが、#9太田がこれをきっちりと決めて、3対0。先制点をとる。この後も、インパルスが押し気味に試合を進めるが、ゲームの山場は、前半の終了間際に待ちかまえていた。
自陣15YD地点という苦しいポジションで攻撃権を得たアサヒ飲料チャレンジャーズに、ビッグプレーが飛び出したのだ。QB桂からボールをうけた#35堀口が、中央を難なく突破。インパルスの守備陣をかわすと、スピードに乗って、そのままエンドゾーンまで76YDを走りきってのタッチダウン! #32中村のT・F・P(トライ・フォー・ポイント)のキックが成功し、7対3と逆転したのである。
前半終了までは2分あまり。ここからインパルスの驚くべき攻撃がくりひろげられる。まずチャレンジャーズのキックオフを受けた#1小林が、相手タックルをかわして56YDのビッグリターン! 一気に敵陣35YD地点へ進む。QB高橋(公)から#11松岡へのパスが成功し、ゴールまで23YD地点。さらにはQB高橋(公)が#22下川へのパスを通して、ゴールまで7YD地点まで進んだのだ。前半終了まで、残り30秒。そして、観客が興奮しながら見守る中、ボールをうけた#20石野が中央を突破! 相手デフェンスの強烈なタックルをうける。しかし、倒れながらも手を伸ばしてボールをエンドゾーンの中へ! 見事にタッチダウン! #9太田のキック成功で、10対7と再逆転して前半を終えたのである。
後半は、インパルスにとってピンチの連続だった。QB高橋(公)のパスを、チャレンジャーズの#26高濱がインターセプト。これで得た攻撃シリーズで、インパルスのゴールに肉薄する。パスとランプレーを巧みにまぜ、3回連続してファーストダウンを獲得したのだ。ゴールまでは17YD。インパルスの守備陣は、ここから必死の防戦で前進を阻止する。しかたなく、フィールドゴール狙いとしたチャレンジャーズ。決まれば同点だったが、これに失敗。インパルスにとっては命拾いをしたプレーだった。
この後もファンブルのせいで自陣1YDからの攻撃というピンチがあったが、なんとかしのぐことができて、第3Qを終了した。
第4Q。点差はわずかに3点。インパルスは、#97小田や#2霊山のナイスタックルでチャレンジャーズの前進を食い止める。しかし、相手デフェンスも強く、ファーストダウンがとれない。逆に、攻撃権を得たチャレンジャーズが、QB桂から#7梅田への20YDのミドルパス成功などでファーストダウンを重ねて、インパルスの陣内へと入ってきた。ゴールまで36YD地点である。ここでインパルスの守備陣が踏ん張った。#37久保田のナイスタックル、#47杉本のパスカットなどで攻撃の芽をつむ。終了間際にあったチャレンジャーズの攻撃も、相手のパスを#6片平がインターセプト!
残り時間を考えて、ランプレーを中心に時計を進め、このまま試合は終了。アサヒ飲料チャレンジャーズを下し、2年連続9回目の優勝を飾った。
点数はあまり入らなかったが、見応えのある、緊迫したゲームだった。この大会では新人が活躍する場面が多くあり、今から秋のリーグ戦が楽しみである。ぜひ今年も快進撃を期待したい。
なお、この試合のMVPには松下電工の#20石野選手、MIPにはアサヒ飲料の#35堀口選手が選ばれた。
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