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第1Qは、インパルスの先制パンチで始まった。シーガルズのキックオフを受け、自陣20YD(ヤード)地点から攻撃をスタートさせたインパルスは、まずQB高橋(公)が#88門脇へのパスを通してファーストダウンを獲得。そして続く攻撃で、QB高橋(公)から左オープンで待ちかまえる#22下川へのパスが通る。これが、相手デフェンスのマークが外れていて、さらにブロックしてくれる味方も多い、絶好のチャンスとなる。#22下川は、そのままゴールへ向かって69YDを快走し、タッチダウン! #9太田のT・F・P(トライ・フォー・ポイント)も決まり、試合開始から2分と経たずに7点のリードを奪ったのである。
シーガルズは、QB松本から#87脇田へのパスなどでファーストダウンを取り前進。反撃を試みるが、インパルスの#97小田にQBサックされるなどでゴールに迫れない。それでも、第1Q終了間際には、シーガルズの#21玉ノ井が、インターセプトを決めて攻撃権を獲得。これを糸口にインパルス陣内へと進んでくる。
第1Qから続く攻撃で、シーガルズはゴールまで26YD地点に到達した。だがここからは、インパルスの堅い守備に阻まれ、4thダウンに。やむなく、フィールドゴールを狙うが、これをキッカー#1大久保がミスし、得点できない。それでも第2Qは、シーガルズが押し気味の展開だった。#20古谷や#30新川のランプレー、#11堀江へのパスなどで、インパルスの守備が攪乱されたのだ。インパルスは、#14上田や#47杉本のナイスタックルでなんとか攻撃を食い止める。攻撃では相手陣内に入るのも難しかったが、7対0とリードをたもって前半を終了した。
後半。今度は、シーガルズがいきなりのチャンスを得点に結びつける。自陣5YDという苦しい地点からの攻撃シリーズ。その最初のプレーで、QB松本が放ったショートパスを#98安東がキャッチ。安東は、タックルを振り切って、左のサイドラインを独走! なんと、90YD近くを走り抜いてタッチダウンしたのである。#1大久保のキックが決まり、7対7。試合は振り出しに戻ってしまった。この後は再び一進一退の攻防になる。両チームとも守備に定評があるだけに、相手の攻撃を止めるタックル、パスカットなどを連発。逆に言えば、どちらも攻撃の見せ場を作れないまま、第4Qをむかえたのである。
第4Q。パントの応酬という展開は変わらないものの、シーガルズの#1大久保のキックが冴え、またインパルスに反則なども出て、徐々にインパルスが押し込まれる状況になってくる。試合終了まで3分を切ると、シーガルズが最後の攻勢をかけてきた。ゴールまで32YDの地点で、4thダウンの攻撃。シーガルズはここでギャンブルを選択し、#30新川へのミドルパスを成功させたのだ。これで一気に、ゴールまで4YDの地点へ進む。インパルスにとっては絶体絶命のピンチだ。だが、守備陣の集中力はすごかった。シーガルズのQB松本が、タッチダウンを決めるべく投げたパスをインパルスの#16野村がインターセプト! ぎりぎりのところで踏ん張り、得点を許さなかったのである。そして第4Q終了。7対7の同点。試合は、タイブレイク形式の延長戦に突入することになった。
タイブレイクは、エンドゾーンまで25YD地点から両チームが交互に攻撃を行い、得点を多く取った方が勝ちとなる形式である。同点の場合は、これを繰り返す。
最初の攻撃権はシーガルズ。#20古谷、#30新川のランプレーで、ゴールまで11YD地点に進み、フィールドゴールを狙った。ところが、このキックがゴールポストに当たり、得点にならない。
次はインパルスの攻撃。インパルスも、#31樫野、#25安藤らのランでゴールまで18YD地点としてフィールドゴールを狙う。だが#9太田のキックは、右にそれてゴールならず。タイブレイク第2ラウンドかと思われたが、この時、シーガルズが痛恨の反則を犯していたのだ。これでインパルスはファーストダウンを獲得し、攻撃を続けることに。そして、続く3回の攻撃でゴールまで1YDとすると、今度は#9太田がきっちりとフィールドゴールを決めて3点をゲット! 松下電工インパルスは、リクルートシーガルズを下し、2年連続の東京スーパーボウル出場を決めたのである!
苦労しながらも、堅い守備で勝利を引き寄せたインパルス。東京スーパーボウルの相手は、昨年と同じアサヒ飲料チャレンジャーズと決まった。手強い相手だが、昨年の雪辱、そして今秋リーグ戦の雪辱を果たすためにも、ぜひ勝利して、日本一に輝いてもらいたい。
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