松下電工アメリカンフットボール部「インパルス」
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Matsushita Electric Works, Ltd. American Football Club
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東京スーパーボウル


2000年12月18日(月)19:10キックオフ 東京ドーム
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
松下電工インパルス 0 3 0 15 18
アサヒ飲料チャレンジャーズ 6 14 0 0 20

 

  史上初の関西対決となった「東京スーパーボウル」。20世紀最後のXリーグ日本一は、松下電工インパルスか、それともアサヒ飲料チャレンジャーズか。チャンピオンシップの行方を見届けるため、東京ドームは、25,000人もの観衆でふくれあがった。その晴れ舞台に恥じないプレーをしようと、試合前の両チームとも気合は十分。その意気込みが、こちらにも伝わってくる。

 試合は、松下電工インパルスのキックオフで始まった。その立ち上がりから、チャレンジャーズが強烈なドライブをみせる。QB桂が、#34吉田や#中島へのパスを次々と決め、3回連続してファーストダウンを獲得。自陣36YD地点から一気に、ゴールまで20YD(ヤード)と迫ったのである。ここからは、インパルスの守備陣がふんばり、タッチダウンはふせいだものの、#11橋本にフィールドゴールを決められてしまう。試合開始3分ほどで、3対0とリードされたのだ。さらに、次の攻撃シリーズでもチャレンジャーズ#27中村の強引なランプレーを止められず、それを足がかりに、再びフィールドゴールを決められる。6対0とリードされて、第1Qは終了した。

 第2Q。チャレンジャーズQB桂のパスを、インパルスの#23富田がインターセプト! 試合の流れをインパルスに引き戻すプレーかと思えた。ところが、その直後にインパルスも手痛いファンブルミス。試合のペースがつかめない。7分過ぎには、チャレンジャーズがゴールまで1YDと迫り、#44中島が飛び込んでタッチダウン。キックも成功して13対0と引き離された。さらには、インパルスのパントキックをキャッチした#34吉田に、タックルを巧みにかわされ、69YDを走られてタッチダウンされてしまう。20対0。
 ここまでは、大量リードを許したインパルスだったが、前半も残り2分を切ってから、ようやく反撃ののろしをあげる。#7高橋(公)から、#22下川へのロングパス成功。さらには、#80塚崎、#88門脇へのパスが続けて決まり、ゴールラインまで10YDの地点へ。タッチダウンはできなかったものの、#12太田がフィールドゴールを決めて20対3。逆転に向けての、足がかりとしたのである。

 やはり前半終了間際の得点がきいたのか、後半はインパルスが試合のペースをつかむ。自陣33YD地点から、#33粳田のランなどで着実にファーストダウンを重ね、敵陣15YD地点へ。ここからフィールドゴールを狙うが、#12太田が失敗し得点にならない。インパルスは、その次の攻撃シリーズでもファーストダウンを重ねて、ゴールまで7YDと迫る。4thダウンとなったため、点差を考えてギャンブルを決行したが、これがわずかに及ばず、攻撃権をなくしてしまう。結果的には、この2つのプレーのどちらかで得点できていれば、試合はわからなかっただろう。結局、第3Qは、両チームとも得点することができず、最終Qへと突入した。

 第4Q。インパルスの#95角田によるQBサックが炸裂し、チャレンジャーズの攻撃をとめる。これで移った攻撃シリーズで、#7高橋(公)から#81古本へのロングパスが成功。古本はそのまま敵陣へと走り、なんと80YD近いロングゲイン! ゴールラインまでは残り17YD。続けて#7高橋(公)から#11松岡へのパスが見事に決まり、インパルス待望のタッチダウン! TFP(トライ・フォー・ポイント)のキックも成功し20対10。リーグ戦では11点差を逆転してみせたインパルスである。試合は俄然わからなくなった。

 さらにインパルスの好プレーは続く。チャレンジャーズが投じたロングパスを、#23富田が2度目のインターセプト! これで得た攻撃から、#31樫野のランプレー、#88門脇へのパス成功などでゴールへと迫ると、最後は#33粳田が9YDを走り抜けて、2つ目のタッチダウン!! この時点で4点差のため、TFPは2点獲得のプレーを選択。これも#7高橋(公)から#88門脇へのパスがずばりと決まり、ついに20対18。フィールドゴールひとつで逆転できる点差に追いついたのである!

 インパルスは、リーグ戦と同じオンサイドキックを試みるがこれは失敗。チャレンジャーズに攻撃権が移る。そして、試合時間も残り1分を切ってようやく得た攻撃シリーズ。逆転勝利の望みをかけて#7高橋(公)がパスを投じようとしたが、これをチャレンジャーズの守備陣が阻止。これで万事休す。試合終了となり、「東京スーパーボウル」は、アサヒ飲料チャレンジャーズの勝利で終わった。

 残念ながら負けはしたものの、最後まで試合をあきらめず、2点差まで追いついた松下電工インパルス。日本一を決める試合にふさわしい、好ゲームを展開してみせたと言えるだろう。この悔しさをばねに、来年からはじまる新しい世紀のXリーグで、日本一を奪取してもらいたい。
 なお、MVPには、アサヒ飲料チャレンジャーズの#27中村多聞選手が、敢闘賞には、松下電工インパルスの#7高橋公一選手が選ばれた。
  今シーズンも、インパルスに熱い声援をおくっていただいたファンの方々に感謝いたします。ありがとうございました。



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