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強豪チャレンジャーズとの直接対決は、事実上の「優勝決定戦」となった。両チームとも全勝ということで、この試合に勝てば、最終戦を待たずして「西地区制覇」が達成できる。そして、お互いに譲れない一戦は、まさに白熱した好ゲームとなった。
インパルスのキックオフで始まった第1Q。まず、先制点に結びつくビッグプレーが飛び出したのは、インパルスだった。チャレンジャーズの攻撃陣が4thダウンでパントを選択した場面。このパントキックを、#2霊山がナイスブロック! そのままボールを奪って、ゴールまで15YD(ヤード)地点に運んだのである。
このチャンスを活かし、インパルスは#36高本のランプレーなどでゴールまで1YD と迫った。だが、チャレンジャーズの守備陣の壁が厚い。残り1YDが遠く、やむをえず#12太田のフィールドゴール狙いに。太田がキックを成功させて、まずは3点のリ
ードを獲得した。
第2Q。それまで試合の主導権を握っていたインパルスだったが、一つのミスから チャレンジャーズにチャンスを与えてしまう。QB高橋(公)が、強烈なタックルをうけてボールをファンブル。これをチャレンジャーズ側がおさえ、攻撃権が移ってしまったのだ。勢いに乗ったチャレンジャーズは、パス攻撃を中心にインパルスのゴールへと迫る。そして、QB#18桂から、#34吉田へのタッチダウンパスが成功。TFP(
トライ・フォー・ポイント)のキックも決まり、7対3と逆転されてしまったのである。
後半も、力のこもった攻防が展開された。インパルスは、#25安藤や#31樫野のランプレーでゲインを重ね、ゴールまで7YDの地点まで押し進む。だが、チャレンジャーズが、ここでパスをインターセプトして、2度目のターンオーバー! さらに33YDのロングパスを成功させて、逆にインパルスのゴールまで10YDと肉薄したのである。このピンチは、#76兎耳山のナイスタックルなどでしのぎ、得点を許さない。お互
いに無得点のまま、第3Qが終了。試合の行方は、第4Qにもつれ込むことになった 。
第4Q。チャレンジャーズが、強烈な攻撃でゴールまで20YDの地点に前進してきた 。そして一気にタッチダウンを奪うパスを投げる。このプレーが、インパルス守備陣の反則を招き、さらに15YDの前進を許すことになる。残り5YD。最後は、QB桂からボ
ールを受けた#27中村がゴールラインを駆け抜け、そのままタッチダウン! キック も成功し、14対3とリードを広げられたのである。
試合の残り時間は、5分あまり。この時点での11点差。チャレンジャーズの勝利は 間違いないように思われた。だが、劇的なドラマが、この後に待っていたのである!
インパルスは、相手のキックオフを#36高本が40YDのビッグリターンで、反撃を開始。QB高橋(公)が思い切って投じるロングパスを、#22下川、#88門脇がみごとに
キャッチし、ゴールへ迫る。そして、残り15YDの地点から、QB高橋(公)から#81古 本へのパスが成功! 古本がそのままゴールへ走って、タッチダウン! 14対9であ
る。点差を考えて2点獲得のTFPを狙ったが、これは失敗してしまう。
残り時間3分。攻撃権を手に入れたいインパルスは、#12太田がオンサイドキック を蹴った。このボールが大きく弾んで、インパルスの#6野村選手がキャッチ! ギャンブル
に成功し、攻撃権を獲得できたのである。
ゴールまでは、48YD。インパルスは、二人のQB、高橋(公)と高橋(幸)を交互に 使って、パス攻撃をしかけるという作戦にでた。まず#7高橋(公)が#11松岡へパスを成功させる。次に#18高橋(幸)が#80塚崎へのミドルパスを決めて、ファーストダウンを重ねてみせる。
ゴールまで残り15YDだ。だが、時計も進んで、残り1分を切っている。#7高橋(公 )から#11松岡へのパス成功。さらに#22下川へもパスを成功させるが、ゴール寸前でチャレンジャーズの守備陣に押し戻される。チャレンジャーズも必死だ。ゴールま
では、わずか1YD。
タイムアウトなどで時計を止めるものの、ついに試合終了まで残り4秒! インパルスの攻撃も4thダウンとなっていて、まさにラストチャンス。#25安藤が左オープンを鋭くかけぬけ、ついにタッチダウン!!
時計の針を残り1秒として、劇的な逆転劇をなしとげたのである。 #12太田のキックが成功して、14対16とし、試合はこのまま終了。インパルスは、昨年の覇者チャレンジャーズに見事、逆転勝利をした。
この結果、松下電工インパルスは、最終戦を待たずして、3年ぶり10回目の西地区 優勝を達成。チーム改革が実をむすんだ、まさに新生・松下電工を印象づける王座奪回となった。
(リーグ最終戦は、11月5日(日)西宮スタジアムで井内盛栄堂ブラックイーグルスと対戦する)
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